不動産売却コラム

「ネット銀行」の住宅ローンは審査が厳しい?金利が安い理由とは

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スマホ決済の普及に合わせて利用者が増えてきたネット銀行。「口座は持っているけれど、大きなお金の取引は怖い」と思っていませんか?実店舗のないネット銀行ですが、大金が動く「住宅ローン」を組むことも可能です。


この記事では、「人の顔が見えないネット銀行で住宅ローンを組むのは躊躇する」とお考えの方に向けて、ネット銀行の概要と人気の銀行をご紹介します。ネット銀行で住宅ローンを組むデメリットもご紹介しますので、ぜひチェックしてください。


ネット銀行はなぜ低金利?

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金利0.6%以下」が特徴のネット銀行。なぜ他の金融機関に比べてこれほど金利が安いのでしょうか。

ネット銀行には、実店舗がありません。そのため、店舗に在中させる銀行員の人件費を含め、店舗の家賃や光熱費などの固定費を削減できています。

大きな金額になる住宅ローンでさえ、銀行員と顔を合わせることなく契約が完結するのです。


このような徹底したコストカットにより、窓口がある銀行に比べて「低金利」の住宅ローンが実現しています。


ネット銀行を利用するメリット

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ネット銀行との契約には、主に以下の3つのメリットが挙げられます。


低金利で契約できる!

先述のように、人気のネット銀行は金利が0.6%以下となっており、他の金融機関と比較してもかなりの低金利です。

住宅ローンは、35年など長い期間の借入となります。

金利によって全体の返済金額は大きく変わりますので、金利が安いことは大きな魅力です。


Webで契約が完結!

住宅ローンの申し込み、繰り上げ返済の手続き、住宅ローン契約の手続きなど、基本的な手続きは、Webで完結してしまいます。

仕事で平日の日中に時間がつくれない方でも大丈夫。深夜でも土日祝でも、好きなタイミングで申し込みできます。


事前審査の結果が早い!

一般的な金融機関の審査結果には1週間ほどの期間を要するとされていますが、ネット銀行なら、事前審査を申し込んだ日から3〜4日で仮審査の結果が届きます。

家の購入を急いでいる方にもおすすめです。


ネット銀行のデメリットもチェック

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手軽で便利なネット銀行の住宅ローンですが、デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。


審査が厳しい

店舗を構える一般的な金融機関では、昨今、新規での口座開設が難しくなっています。

一方、ネット銀行は口座開設基準の最低年収が低めに設定されており、対面の審査もないことから、より気軽に口座開設が可能です。


だからこそ、相対的に住宅ローン審査は厳しいと感じられるようです。口座を持っているのだから大丈夫だろうと思い、仮審査はクリアしたとしても、本審査には通らなかったというケースはよくあります。


対面でじっくり相談ができないケースがある

ネット銀行のメリットとして「金利や安い」ことを挙げましたが、その理由は実店舗を置かず、人件費をカットできているからです。

住宅ローンは大きな金額を扱いますので、顔を付き合わせての相談ができないことに不安を感じる方も少なくないでしょう。


ちょっとした不明点や疑問を相談したくても、なかなかカスタマーサポートの電話がつながらなかったり、提出書類に不備があって何度も送付し直したり……といったことも考えられます。

ただし、なかには「窓口」を設置しているネット銀行もあります。疑問が生じた際は生身の人間に相談したい!という方は、窓口のあるネット銀行の利用がおすすめです。


「事務手数料」に注意!

ネット銀行の事務手数料は「総額の2.2%」など“割合”で提示されることが多くなっています。

実際に計算してみると、一般的な銀行の保証料よりも高額になるケースもあるため、よく計算して検討しましょう。


自分ではよくわからない場合、不動産会社に相談してみるのがおすすめです。


ネット銀行住宅ローンの融資までの流れ

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それでは、ここからはネット銀行に住宅ローンを申し込んでから融資が開始されるまでの流れをご紹介します。


①仮審査への申し込み
「仮審査」とは、大まかな“ふるい”です。まずは、名前や住所、ざっくりした年収など簡単な個人情報を入力します。

②仮審査通過後、本審査申し込み
電話やメールで仮審査の結果連絡が届きます。家の売買契約は、この仮審査通過後に行うのが一般的です。その後、必要書類をそろえて本審査の申し込みに移ります。

③本審査通過後、住宅ローンの契約
本審査をクリアすれば、住宅ローンの契約に進みます。銀行との契約までに、家の引き渡し日や決済日を決めておく必要があるため、不動産会社にはこまめな進捗連絡を行いましょう。

④融資
本契約を完了後、融資となります。


自分に合ったネット銀行の選び方

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便利なネット銀行ですが、銀行によって形態やサービス内容は異なります。よく検討して、自身に合った銀行を選びましょう。


①対面対応のあるネット銀行を選ぶ

一度は銀行のスタッフと直接会って、不安要素を解消しておきたい」という方は、Webと対面の両方でサポートしている銀行を選ぶと安心です。


例えば「イオン銀行」はオンラインでの契約が主となるネット銀行ですが、イオンの店舗内に窓口が設定されているところもあります。

担当者と直接相談することが可能で、申し込みも窓口で行うことができるためハイブリッドな銀行といえるでしょう。


りそな銀行」では、「住宅ローンナビ」を使ってオンライン相談ができるようになっています。もちろん、店舗での相談にも対応しています。


住信SBIネット銀行」には「対面相談コース」が用意されており、全国50店舗以上の窓口で専任スタッフに相談ができます。

正式審査1回で、土地購入時と建物完成時の2回にわけて融資可能なプランもあるので、それぞれの不動産購入に柔軟に対応してくれるでしょう。


②金利&事務手数料を比較する

住宅ローンを複数の銀行で比較するときは、「金利の低さ」に目がいきがちです。

しかし、住宅ローンを契約するときには、さまざまな諸経費がかかることを認識しておかなければなりません。

  • 保証会社への費用
  • 団体信用生命保険に加入するための金利UP
  • 銀行への手数料

いくら金利を安く抑えられても、「総額」で比較した際に、結局他行より高くついてしまったということもありえるでしょう。

トータルの負担額を比較したうえで、契約する銀行を選ばれることをおすすめします。


住宅ローンをおすすめできる主なネット銀行

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こちらでは、住宅ローンで人気のネット銀行をご紹介します。見るべきポイントは金利だけではありませんので、吟味して選択しましょう。

銀行金利特徴
auじぶん銀行諸費用などを含めた金利
0.418%
三菱UFJ銀行とKDDIが共同で立ち上げたネット銀行。
無料の団体信用生命保険が充実しており、「がん」と診断された場合は住宅ローン残高が半分になる保障や、全疾患保障なども無料で付いているのがポイントです。
PayPay銀行諸費用などを含めた金利
0.510%
審査結果によって金利が上がることのない「一律金利」で安心です。
金利に0.1%上乗せすれば、「がん」の診断で住宅ローン残高がゼロになる「がん100%保障団信」に加入できます。
みずほダイレクト諸費用などを含めた金利
0.512%
3大メガバンク「みずほ銀行」のネットバンキングです。
返済期間を変えずに一定期間の返済額を増減できる「ライフステージ応援プラン」で、多めに返済したり、予想外の事態に減額したりすることが可能です。
住信SBIネット銀行変動金利:0.32%
固定金利:0.91%
専属銀行代理店「ローンプラザ」として、地方銀行や住宅ローン専門の金融機関にて、直接相談ができます。
「スゴ団信」では、40歳未満は金利上乗せなしで、ガンはもちろん3大疾病のリスクをカバーできます。
土地・建物購入では、2回に分けての融資が可能なプランもあります。



まとめ

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ネット銀行は、忙しくて一般的な銀行とのやりとりが難しい方におすすめです。

金利が低いため、インターネットの利用やオンラインでの申請に慣れている方であれば、それほどストレスもかからずお得に利用できるでしょう。


しかし、窓口のないネット銀行を選択した結果、疑問点がなかなか解消せずスムーズに契約ができなかったというケースもあります。
また、金利が低くても、諸費用や借り換えのタイミングによっては、総額がそれほど下がらない場合も。


住宅ローンをネット銀行で検討している方は、金利だけに注目せず、総合的に判断して決定しましょう。

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