家を売却する際の内覧ポイント|やることリストと注意点を解説
居住中のマンションや戸建てを売却する際は、購入希望者に対する内覧対応が必要です。
売り主側の事前準備や内覧当日の対応方法によって、内覧結果が大きく左右されるケースも少なくありません。
こちらの記事では、居住中物件の内覧対応において事前に準備すべきことと内覧対応時のポイントやコツ、さらには、内覧時に避けるべき行動を詳しくご紹介します。
これから内覧対応を控える方はぜひ参考にしてください。
内覧は家を売る際の最も重要な作業
物件を売却する際はさまざまな作業や手続きが必要ですが、そのなかでも「内覧対応」は重要視すべき作業の一つです。
最近ではインターネットでも物件情報や写真などを閲覧できますが、実際に物件を内覧することでより詳細な情報を得られます。
不動産購入はとても高額な買い物のため、インターネットの情報だけで決断する方はごく少数です。
物件の購入希望者は、実際に内覧することで物件の管理状況やリフォームの必要性、日当たりや周辺環境などさまざまな情報を確認したうえで、生活するイメージができたら購入を検討するはずです。
このように物件の内覧がうまくいけばスムーズに売却できますが、内覧の重要性を理解している売り主はごくわずか。
正しい方法でしっかりと内覧対策をして、より良い条件で売却しましょう。
内覧前に準備すべきこと
①室内を徹底的に掃除する
内覧する物件が汚いと、それだけで購入する気も失せてしまいます。
内覧対応する前に、室内を徹底的に掃除していきましょう。
部屋に入ってきた第一印象は、その物件に対する購入意欲を大きく左右するといっても過言ではありません。
特に、玄関とリビングの印象は、最も大切にしたいところです。
余計な荷物はなくし、できるだけ床面積が広くなるよう整理整頓をしましょう。
②換気や空気の入れ替えをする
内覧時に大切なのが、換気です。
室内の空気がこもってよどんでいると、部屋の印象も悪くなってしまいます。
換気をして部屋の空気を入れ替えることで、室内がスッキリとしますし、購入希望者に対する第一印象もよくなるでしょう。
物件の独特な匂いは、住んでいる人にはわかりません。
そのため、匂いの有無に関係なく、内覧前にはしっかりと換気するよう心がけてください。
換気だけでなく、消臭対策を徹底することも大切です。
特に、ペットを飼っている方は、ペットトイレなどから匂いが漏れていないかなどを確認しておきましょう。
③電球がすべて点灯しているかチェックする
内覧前には、部屋中の電球を新品に交換しておくのがおすすめです。
同じ色調の電球に統一することも忘れないようにしてください。
こうすることで、部屋の明るさがぐんとあがって、部屋の印象がガラッと変わります。
また、内覧前には部屋中のカーテンを開けて、外からの光も取り込んでいきましょう。
④不動産会社と念入りな打ち合わせをする
内覧前日までに、不動産会社と念入りに打ち合わせをしておくことも大切です。
内覧の日時や内覧する人数の最終確認はもちろん、事前に準備すべきことがないかをチェックしてください。
見られてはいけない場所がある場合は、事前に共有することも忘れないでおきましょう。
内覧対応時のポイント
①なるべく生活感を出さないよう心がける
内覧対応時は、部屋中を清潔に整え、なるべく生活感を出さないことが重要です。
例えば、洗濯物や靴が散乱していたり、調理中の鍋がそのままキッチンに置かれていたりすると、相手に与える印象が下がってしまいます。
玄関の掃除はもちろん、ベランダや水回りなどの掃除を丁寧に行なうことで、なるべく生活感のない空間をつくり出すよう心がけてくださいね。
②質問に丁寧に答える
購入希望者に購入後の生活をイメージしてもらうためにも、どんなに些細な質問でも丁寧に答えていきましょう。
- 住んでいて感じる生活音
- 便利な点・不便な点
- 日当たりの良さ
など、質問されることが想定される回答をあらかじめ準備しておくと安心です。
③不動産会社に任せるのも一つの方法
内覧対応に自信がない場合は、不動産会社に対応を一任することもおすすめです。
入居者が不在の状況の方が内覧者も気を使わずに内覧できるというメリットもあるため、必要な場合は不動産会社に相談しましょう。
内覧時に避けるべき行動
①積極的に営業する
売り主が購入希望者に対して積極的にアプローチするのは絶対に避けましょう。
過剰なアピールは避け、自然に「買いたい」と思わせることが大切です。
質問されていないことを話したり、内覧者にずっと付きまとったりせず、適度な距離感を保って対応してください。
②内覧時に条件交渉をする
不動産会社の担当者が不在の状況で、売り主と購入希望者で直接条件を交渉する行為も避けましょう。
不確実なことや曖昧なことを下手に口約束してしまうと、契約が破綻するリスクがあるため大変危険です。
内覧時の条件交渉は、必ず不動産会社を介して行なってください。
③嘘の内容を伝える
購入希望者から質問を受けた際に虚偽の内容を伝えることも、絶対に避けましょう。
例えば、
- 売却理由
- 近隣での事件・事故
- ご近所トラブルの有無
などを知っていたのにもかかわらずあえて伝えなかった場合は、「告知義務違反」として損害賠償請求の対象となりますので気をつけてください。
まとめ
不動産を売却する際に押さえておきたい内覧ポイントをご紹介しました。
事前準備をしっかりと行なうことが、そのあとの売却の行方を大きく左右します。
ご紹介した内容を参考にしながら、着実に準備を進めていきましょう。
住み替えを成功させるためには、親身に対応してくれる不動産会社を選ぶことが重要です。
イエステーションでは諸々の手続きから新生活のお手伝いまでサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。