不動産売却コラム

【注文住宅】住み替えまでのスケジュールは?3つの注意点をご紹介

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注文住宅は建売住宅と比べて自由度が高いため、こだわり抜いたマイホームを手に入れることができます。納得いく注文住宅に仕上げるためには、注文住宅を建築してから住み替えるまでのスケジュールを把握することが重要です。


こちらの記事では、注文住宅に住み替えるまでのスケジュールについて詳しく解説します。これから注文住宅の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。



注文住宅への住み替えスケジュールとは

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注文住宅を購入する場合は、土地探しをはじめ建設会社や工務店の選定、さらにはプランニングなどそれぞれの工程にどれくらいの時間をかけるかによって、入居までに必要な期間が大きく変わります。


今住んでいる物件を売却する必要があるかどうかによっても期間が変動しますが、入居までの期間は最低でも1年は見ておきたいところです。


ここからは、注文住宅への住み替えスケジュールについて詳しく見ていきましょう。



①資金計画を立てる

現在お住まいの住居が賃貸物件の場合もそうでない場合も、まずはしっかりと資金計画を立てなければなりません。


特に、お住まいの物件の住宅ローンが残っている方は、正確な残債について把握することが大切です。ローンを一括返済できない場合は、お住まいの住居の売却を売り先行型にして段取りを組むことになるでしょう。


注文住宅を購入する際に必要な費用は、土地代と建物代だけではありません。地盤調査をはじめ外構工事や引越しなどでさまざまな費用がかかるため、無理のない資金計画を立てることが非常に大切なのです。



②不動産会社選びと媒介契約締結を行なう

資金計画を立てたら、売却を依頼する不動産会社選びをしましょう。複数の不動産会社に見積もりを取ることで、適正な査定価格を把握できるはずです。


スピーディーに売却できるかどうかも大切ですが、何より重要なのは、住み替えをするタイミングを意識した売却活動を行なうこと。施工会社と上手に連携を取って対応してくれる不動産会社を見つけられるかがポイントです。


査定価格に納得できたら、不動産会社と媒介契約締結を結びます。



③不動産の売却活動を始める

売却活動は早めに動く方が良いと考えがちですが、早期に売却が決まって契約や引き渡しをすることになれば仮住まいを探さなければならず、余計なコストや手間がかかってしまいます。


また、引き渡しが1年後の物件などは注目度が下がってしまうため、不動産を売却する時期については不動産会社と連携を取りながら検討していきましょう。


住宅ローンの残債に問題がなく、自己資金に余裕がある場合は、新居が完成する2〜3ヵ月前から売却活動を開始するのがおすすめです。



④土地探しと施工会社探し

土地と施工会社探しは、並行して行なっていきましょう。


特に、土地探しには時間がかかる傾向があります。物件の売却を依頼している不動産会社に希望エリアや希望する土地の大きさなどを伝えておくと、スムーズに見つけられるはずです。


また、インターネットで探すのではなく直接現地に出向いて探すことで、より条件の良い土地が見つかる確率が高まります。


施工会社とは長い付き合いとなるため、施工会社選びの際は施工プランだけでなく営業担当者の質も見極めることが大切です。完成後のメンテナンスやアフターフォローの内容についても事前にチェックしてください。



⑤土地の購入と住宅ローンの事前審査

購入希望の土地が見つかったら、土地の売り主に購入申し込みをします。


住宅ローンの審査前に建物のライフプランと大まかな概算見積もりが必要になりますので、この時点で施工会社をある程度絞っておくことが大切です。また、利用する金融機関によって必要な書類が異なりますので、事前に確認しておきましょう。



⑥施工会社決定・家の設計プラン作成

施工会社と土地が決まったら、より細かな設計プランを作成し、本見積もりを作成します。施工会社が作成したプランをもとに最終的なプランを決定していきましょう。



⑦工事請負契約締結を行なう

土地の売買契約から設計プラン、見積もりまですべて確定したら、工事請負契約締結を行ないます。この工事請負契約を結ぶ最大の目的は、トラブルを回避すること。不平等な契約をしないため、依頼者と施工者での認識の違いをなくすために締結するものです。


トラブルの原因となりがちな工期や支払い期限、追加工事などについて明確にしておくことで、スムーズな取引が期待できるでしょう。



⑧建築確認申請と住宅ローンの本審査

最終的な建築プランが完成したら、役所や専門機関に対して建築確認申請を行ないます。建築基準法に違反していないかどうかの確認が済んだら、いよいよ着工の段階に入ります。


建築確認申請後にプランを変更する場合は、再申請が必要となるため時間も費用もかかってしまいます。十分に注意したうえで申請を行なってくださいね。


建築確認申請が完了したら、住宅ローンの本申請を受けます。



⑨着工・地鎮祭・完成・引き渡し

着工前に、土地周辺の住民の方に対して工事に関するお詫びとご挨拶にまわりましょう。そして、工事の安全を祈願する地鎮祭を実施し、工事をスタートさせます。


着工後は、なるべく頻繁に現地に足を運んで、仕上がり状況を確認するようにしてください。職人さんなど現場で働く方たちとのコミュニケーションを積極的に図ることを意識しましょう。


建物が完成したら、完成検査を行ない、問題がないかどうかの最終確認をしたうえで引き渡しとなります。取得してから1ヵ月以内に不動産登記をすることも忘れないようにしてください。



注文住宅の住み替えを行なう際の注意点

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家の住み替えは人生に何度とないことですので、絶対に失敗させたくありませんよね。ここからは、注文住宅の住み替えで失敗しないための注意点を3つご紹介します。



①こだわりすぎると予算オーバーになることも

建売住宅とは異なり、こだわりを詰め込めるのが注文住宅の最大のメリットです。しかし、あまりにもこだわりすぎてしまうと、予算を簡単にオーバーしてしまいます。


まずは、どうしても譲れないポイントを再度確認し、不要な部分をカットしていくように意識してください。


また、あまりにも個性的な家を建ててしまうと、将来売却する際に不利になってしまう可能性もあるため注意しましょう。



②入居まで1年近くかかる

注文住宅に入居するまでには、最低でも1年近い期間が必要です。住み替えをする際は、不動産会社だけでなく、金融機関や管理会社などさまざまな機関や人とやり取りしなければなりません。


短期間で住み替えを検討するケースでは、引越しのタイミングで入居できず、ホテルなどに宿泊しなければならなくなることもあります。


不動産会社とスケジュール調整をしながら、余裕を持った住み替えスケジュールを立てていきましょう。



③自宅売却のタイミングを見極める

注文住宅への住み替えを検討する際、なるべく仮住まいをしたくないと考える方も多いはずです。


手元の資金に余裕がある方は、新居の完成時期から逆算をして2ヵ月前くらいから売却活動を開始するのがおすすめです。ただし、実際に売却できるタイミングは誰にもわかりません。


どのタイミングで売却をスタートさせるか、引き渡し日をいつにするかなどを踏まえて、不動産会社と念入りに打ち合わせをしながら売却時期を見極めていきましょう。



まとめ

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注文住宅を購入する際は、購入から入居までのスケジュールを念入りに計画することが重要です。住み替えに失敗しないためにも、信頼できる不動産会社と相談しながら、現在お住まいの物件の売却時期や資金計画などを念入りに検討していきましょう。


注文住宅への住み替えにあたっては、不動産会社と二人三脚で戦略を立てていくことが重要です。信頼できる不動産会社と実績豊富な施工会社を探して、理想の家づくりを楽しんでくださいね。

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